待ちに待ったNFLシーズン。


 9/8の開幕が目前に迫ったNFL
 2/6のスーパーボウル〓〓〓〓から7ヶ月近くが過ぎ、大物選手の移籍が相次いだオフ、4/23〜24のドラフト会議、様々な話題を呼んだキャンプ、開幕ロースター枠を巡って熾烈なチーム内での争いが展開しているプレシーズンマッチを経て、遂にあの興奮が還って来る。


 うきゃあ〜〜〜〜\(▽ ̄\( ̄▽ ̄)/ ̄▽)/!!
 やっぱ人間、一つくらい楽しみが無いと人生やって行けないよなぁ。

 ……シーズンオフの7ヶ月間は楽しみの無い人生を送っていたのか、オレは。今気付いた_| ̄|○


 気を取り直して。

 注目はやはり、優勝争いの行方。昨シーズンの王者でありこの4年間で3度の優勝に輝くN.E.Patriotsが、リーグ3連覇を果たし「王朝」を磐石のものとするのか。「4度目の正直」でスーパーの舞台に到達しながらあと一歩で涙を呑んだPhi.Eaglesが雪辱を果たすのか。はたまた、新たなシンデレラチームが出現するのか。
 個人的には、我がフェイボリットチームである、AFCのPit.SteelersとNFCのAtl.Falconsの出来が気になるところ。昨シーズンは揃って地区優勝を果たしプレイオフに進出したが、前記2チームに底力の差を見せ付けられた形で敗れ去った。今年こそ両チームによるスーパーボウルが見たいものだ。

 とは言え、まだまだ気になるチームは沢山有る。
 リーグ新となる49TDパスを記録しMVPに輝いたQBペイトン・マニング、彼と“インディ・トリプレッツ”を組むRBエジャリン・ジェイムズWRマーヴィン・ハリソン、更には1000yds・10TDパスレシーヴを記録したWRトリオ(ハリソンレジー・ウェインブランドン・ストークリー)と、数多のスター選手を擁して爆発的なオフェンスを展開するInd.Colts。戦力的にはそう低下していないので、今年も昨年同様の破壊力を見せてくれるのか。そして、70年シーズン以来のスーパーボウルは果たせるのか。
 昨年の守備MVPであるSSエド・リード、元MVPであるMLBレイ・ルイスに加え、DEテレル・サッグスCBクリス・マカリスターCBデイル・カーターCB“プライムタイム”ディオン・サンダース、更には移籍でCBサマリー・ロールまで加入し、史上稀に見る豪華絢爛なタレントを揃えた守備が自慢のBal.Ravens。鉄壁の守備を武器に王者に輝いた2001年シーズンと同等、いやそれ以上とも思える堅牢さである。此処4年間の不甲斐無さを払拭し、スーパーボウルの舞台に返り咲くのか。
 NFL史上最強の大型ワイドアウトWRランディ・モス(←Min.Vikings)、影に隠れ続けた大器RBラモント・ジョーダン(←N.Y.Jets)と、相次いで大物選手を獲得したOak.Raiders。QBケリー・コリンズが彼等の能力を巧く引き出す事が出来れば、MVPに輝いたQBリッチ・ギャノンが織り成す怒濤のパス攻撃でAFCを制した2002シーズン以来のプレイオフも充分に視界に入る。
 昨ドラフト1巡(全体3番目)指名のWRラリー・フィッツジェラルド、一昨年ドラフト1巡(全体17番目)WRブライアント・ジョンソン、同2位(全体54番目)のWRアンクァン・ボールディンと、才能溢れる若いレシーバー陣を誇るAri.Cardinals。昨シーズンはそのトリガーマンたるQBに人材を欠いたが、今年はそこに元リーグMVPのQBカート・ワーナーが加入した。勢いに乗れば手の付けられないユニットとなり得る。昨シーズンの6勝10敗から一転、98年以来となるプレイオフ進出、果ては47年以来となるリーグ制覇と夢が広がる。
 栄光の時代は何処へやら、昨シーズンは2勝14敗でNFL最下位に沈んだS.F.49ers。再建への道は果てしなく遠いが、だからこそ次代のスターが育つ余地がある。昨年ブレイクしたTEエリック・ジョンソン然り、3年目のWRブランドン・ロイド然り。そして大注目の、今ドラフト1巡1位指名選手たるQBアレックス・スミスにはその才能がある。残念ながら開幕スターターは6年目QBティム・ラティに譲ったが、彼も3年目QBケン・ドーシーも、プロでは充分な実績を積んだ選手とは言えず、チームの信頼がさほど厚いとは思えない。QBスミスが満を持して登場し、ユタ大で見せたような破壊のシンフォニーを奏でる日も近い。
 NFL史上最高の選手の1人である“鉄人”“生ける伝説”QBブレット・ファーブが現役続行を表明したG.B.Packers。とは言え彼も15年目の35歳、今年が最後のシーズンの可能性も高い。それだけに、もう1度彼をスーパーボウルの大舞台に立たせてやりたい。周囲の人材もそれなりに揃っている。RBアーマン・グリーンのランはピークを迎えようとしているし、その道を切り拓くFBウィリアム・ヘンダーソンブロッキングは芸術的。レシーバー陣も、ベテランWRドナルド・ドライヴァー、ディープターゲットのWRジャヴォン・ウォーカーTEバッバ・フランクスと充実。QBファーブの後には今ドラフト1位のQBアーロン・ロジャーズが控えているが、QBファーブにはまだまだ若い者に負けないところを見せて貰いたい。スーパーボウルリングを手にQBロジャーズに道を譲るのが、QBファーブの“伝説”の幕引きとしては理想の形だろう。


 いやはや、興味をそそるポイントが多過ぎる。近々、今シーズンの予想もしたいもんだ。