ダラダラとしていて、グダグダとしていて、それでいて少しもキリリとしておらず、しかもマッタリとしている、そんな休日の夜の雑記。

esperanca2005-09-25

 23日(金)、何だか最近くたびれ果てていたので、夕方は自宅で昼寝に耽っていた。何処にも行く気がせず、何をする気も起きなかったからだ。


 20時半になり、そろそろメシの事も考えねばならない時間なので、閉店間際のスーパーマーケットに行ってみた。料理を色々と作る余力は無いので、割引された惣菜があるかなぁと思ったからだ。
 期待通り、「半額」「¥250」等と書かれたシールが貼られたものが陳列されている。時間が時間なので売り切れたのであろう、商品の数とバリエーションは落ちてるものの、まぁ1人の晩飯くらい何とでもなる。
 ¥498の焼き鳥が半額になってたが、1人で10本も(しかも全て同じネギマ)喰うとは思えない。隣にカキフライがあったので、そちらにする。
 魚のコーナーを見てみると、刺身も割り引かれている。¥398が¥250になる太刀魚と、¥498が半額になるマグロ赤身の短冊と、¥298が¥150になる鰹と、他にも諸々。割引率から言えばマグロが最も高いのだが、スライスするのも面倒だし、量的にもちょっと多い。鰹は、隣にある「今が旬!戻り鰹」みたいのの方に魅力を感じるので(しかしこれは高いし割引もされてないので手を出し辛い)、ランクを落としてる感じが嫌だ。結局、太刀魚を籠に入れる。
 店内アナウンスがあったので見ると、「手作りハンバーグ」とやらが、原価¥298のところを¥50だ。挽肉を丸めてラッピングしただけにも見えるが、まぁ卵とか香辛料くらいは入れてあるんだろう。料理をするのは面倒だが、ただ焼くだけなら良いだろう。


 ……等と色々考えつつ買物をしてたら、知り合いの若き警察官であるマチャアキに出会った。
 彼は昨年末に年上女房と結婚したばかりで、その奥さんは現在出産を控えて鹿児島の実家に帰っているらしい。よって一時的に独り暮らし、従って閉店間際のスーパーで晩飯の食材を購入しに来た、てな流れらしい。
 会話を交わしつつ買物を終え、マチャアキに別れを告げて自宅に戻り、その車内で思った。「どうせ2人とも今夜は独りなら、一緒に喰えばいーじゃん」。
 何でさっき思い浮かばなかったのだろう、きっと寝起きに近い状態だったからだ。しかし思い付いたのだから実行せねば。「思い立ったがキリギリス」と言うでは無いか!……字余り。
 早速電話してみた。オレは「どっちかの家に集まって、麦酒でも飲み交わしながらさっき買った惣菜を摘まみ、グダグダトークでも楽しみませんか!?」的なニュアンスで言ったのだが、彼は「どっか呑み屋に繰り出しましょう!」と受け取ってしまったようだ。どうしよ、買っちゃった刺身とカキフライと生挽肉のカタマリ。


 向かったのは、「美味しい」「安い」「だが汚い」と評判で、一度行ってみたかったお好み焼き屋「なっちゃん」。普通の居酒屋で良かったのだが、まぁお好み焼きでも良かろう。
 と思っていると、マチャアキお好み焼きを注文したところ「もう切れたから唐揚げ定食しか出来ない」、マチャアキが生麦酒を注文すると「うちは生は無い、瓶麦酒で良いかい」と、不安がよぎるスタート。まぁ、本来は21時閉店の店に30分も過ぎて入ったオレ達、そしてココを指定したマチャアキが悪い。
 オレは呑む時にはメシは喰わないので、御飯も味噌汁も付いた定食ってのは正直なところ無駄だらけなのだが、そう言うと、無理を言って喰わして貰ってる店主のオバちゃんと、躓いてばかりで恐縮気味のマチャアキに悪い。頑張って腹に押し込む。何てったって、ホラ、お上とかサツとかに逆らうと、怖いじゃん。


 一時間ほど麦酒呑みながら雑談し、互いの愚痴を零し、時計を見ると22時半。さて、そろそろ帰るか。
 と思っていると、マチャアキが驚きの発言。「次、どうしますか?」
 そもそも彼は酒があまり強くなく、バカな呑み会ばかりやってる警察内ではいつも苦労してる。その彼が、自ら2軒目へと誘おうとしている。断る勇気は持てなかった。やっぱ、サツは怖い。


 行ったのは、スナック「7(セブン)」。以前のメンバーとよく行った店だ(ホントよく行った、3日連続で通ったこともある)。ママに惚れてた先輩が転勤してしまってからはとんと足が途絶えていたのだが、たまには良かろう。
 入ると、驚きを持って迎えられた。「先輩が居なくなって来なくなった客」てな印象は、向こうも抱いてたようだ。
 店のお姉ちゃんは、皆知ってる4人だったので安心した。相変わらず無駄にナイスバデーだが田舎臭いママ、相変わらずスーパー百貫落とし(エドモンド本田)なのに「ダイエット中だから」と烏龍茶のチイママ、相変わらず天然ボケ爆発なモモちゃん、相変わらずオレを殴り付けて来る凶暴極まりないアッコちゃん。モモちゃんの実妹にして天然ボケは5割増しのエミちゃんが居ない他は、懐かしくも思える相変わらずのメンバー。「人並み以上の美人」と言えるのが、辛うじてアッコちゃん1人ってのも変わってない。よく続くなぁ、この店。
 マチャアキの元カノ話を聞いたり(奥さん臨月なのに)、モモちゃんと話したり、アッコちゃんに殴られたり(コイツは意味無く通りすがりに殴って来る)しつつ、気が付くと1時、閉店の時間だった。


 まぁ、独りでK-1とか観ながら麦酒呑んでるのを考えると、楽しい一時だった。良いストレス解消になったし、楽しい話も色々と聞けた。
 あ、一番面白かったのは、鹿児島で付き合ってたマチャアキと元カノが、一時マチャアキが三重に行った事で遠距離恋愛となり、元カノにフラれる時に言われた一言。「私達、ちょっと距離を置いた方が良いと思うの」。
 ……アンタ、別れたいならハッキリそう言った方が、マチャアキも傷付かずに済んだよ。鹿児島−三重以上に、どんだけ距離を置くんかい。海外に行くとでも?


 っとまぁ、長々と書いてはみたが、結局オレが言いたいのは、「¥150の割引がどーのこーの言って惣菜を選んでいたが、結局は外食して¥4,000掛かった」「しかも、買ってしまった惣菜は、翌日では不味い」。