「今日の雑記は乳ばっかりかよ」とツッコミ入れざるを得ないそんな雑記。

 スーパーに晩飯のオカズの買出しに。海猿のボスに出逢って挨拶。そーいや最近この方とはこの店でよく逢う。
 オレは50代の人に非常に好かれるタイプらしく、この方も良くして下さる。己の実年齢に疑問を感じる今日この頃。オレは実は自分自身にサバ読んでんじゃ無いだろーか。26歳なんて、自分を含めて誰も信じていない。
 店内を歩く様々な客に目を遣る。海猿のボス(略してボス猿)意外にも、知り合いが居るかも知れない。迂闊に半額シールの貼られた商品をカゴに入れているところを見られたくは無い。
 と、キャリーを押しているとある婦人に目を引かれる。3歳にはなっていないであろう男児の手を引き、1歳前後と思われる男児をキャリーに乗せ、買物をしている。目を引かれたのは、そのキャリーに乗せられた弟が、ずっと母の乳を揉んでいるからだ。
 いや、まだ乳離れしたとも思えない、していたとしてもまだ乳恋しいであろう幼児だ。目の前にずっと母の乳がある状態で移動しているのだ。目の前にあるなら、そりゃ揉むだろう。何なら吸い付くかも知れない。人間の動物としての本能であるし、何ら不思議な点は無い。
 だが、オレの目は釘付けにされてしまった。あの女性は、買物の間中ずっと、乳を揉まれているのだ。
 と、母親と目が合ってしまった。

 素早く視線を逸らしたオレの判断は間違っていないと思うが、不審度を余計に高めただけかも知れない。