人は間違える生き物だが国として間違ってはいけないと思ったり思わなかったり。

 「GDP、16年間計算ミス 内閣府が7年は消費税率3%」なるニュースを目にした。以下、アサヒニュースから。
 内閣府は28日、国内総生産(GDP)など基本的な経済統計を集めた「国民経済計算」について、89年から16年間にわたり計算を間違えていたと発表した。消費税率が5%に引き上げられた97年4月以降も3%のまま計算するなどしていた。再計算の結果、名目GDPは97年以降、公表値より年2000億〜3000億円増えることが判明。GDPは500兆円規模のため成長率への影響は0.1%未満だが、97年だけは2.1%から2.2%に上方修正された。
 計算ミスは97年以降の消費税率のほか、89年以降、輸入額を計算する際、関税額を加える前に消費税率をかけていた。ミスはいずれも経済統計の骨格部分で、GDPを構成する家計消費支出や総固定資本形成のほか、貯蓄率など、ほとんどの統計に影響が及び、再計算する必要がある。


 いやぁ、バッカだねェ、内閣府。まぁ、一度確立されたシステムなんてそんなもんだわな。担当者が変わって引き継ぎ受けたら、以前のが間違ってるなんて思わんもんな。
 斯く言うオレだって、総務的な仕事を担当する事になって、職場がある雑居ビルの公共料金やら何やらを引き継いだのだが、オレが気付くまでずっと、ウチの会社と去年転出した某・会社の電気料金が入れ替わって請求されてたんだよなぁ。雑居ビルが出来てからだから、かれこれ10年以上ずっと、隣に居た某・会社はウチの会社の電気料金払ってたのだ。人数比から言っても面積比から言ってもウチの方がデカいから電気料金も高いのに。もう支払ってしまったし転出しちゃったから請求やり直す事も出来ないし。
 因みに、何故10年以上も気付かなかったかと言えば、複数あるメーターの一部の数字が入れ替わってるので全体としてはそう大きいものでは無かったのと、そもそも大元の配線が間違ってるので表に出てる部分では判り辛いものだったから。
 とは言え、余りにも前例を気軽に踏襲し過ぎてたんじゃ無いかなぁ。世の中のありとあらゆるものを、先ずは1度、疑って掛かるのも良いかも知れない。
 ……人間不信になるのは目に見えてるけど。