NFL2005シーズン開幕週のTV観戦&スタッツ分析あれこれ、の巻。その5。Mia.DolphinsとS.F.49ersの躍進?

 TV観戦してない(つーか放送してない)残りの試合では、やはりMia.DolphinsS.F.49ersの勝利に度肝抜かれた。開幕の1試合のみで評価するのはあんまりだが、開幕前の酷評を吹き飛ばし躍進してくれるのだろうか?(オレ自身酷評してたんだが……)
 49ersは、ハッキリ言って、何が良かったんだかサッパリ解らない。QBティム・ラティのパスは165ydsと低調(RamsのQBマーク・バルジャーの362ydsの半分以下)、ラン攻撃もチーム41ydsで全く機能してない。ターンオーバーも2回許している。良かったのは、75ydsパントリターンレッドゾーンオフェンス(2/2、100%)くらい。どうして勝てたんだ?
 ……と思ってたら、NTブライアント・ヤングが4タックル・3QBサックの大暴れ(3QBサックは現時点でリーグ単独1位)、LOLBジュリアン・ピーターソンが4タックル(4アシスト)・2.5QBサックCBマイク・アダムズが4タックル・1インターセプトと、守備の健闘があったようだ。相手がリーグ屈指の攻撃力を誇るS.L.Ramsだったため全体ではリーグ29位(405yds損失)だが、このビッグプレイ能力は凄いなぁ。
 けど、スタッツをよく見ていくと、LBDB陣にえらくタックル数が多い。これはまぁそのまま、Ramsのパスが無茶苦茶通ってて49ersタックルで止めてたって訳だから、あまり喜ばしい事でも無い。最初から通さないように守るのが大事だからね。やっぱ34本もパス成功させちゃ、いかんわぁ。
 まぁ、次週は強豪中の強豪、Phi.Eagles戦だ。ここで化けの皮が剥がれるか、若しくは番狂わせを演じてくれるか?
 Dolphinsは、新エースQBガス・ファーロットが24/36、275yds、2TD/1INTと活躍し、WRクリス・チェンバースの61ydsランなんかのビッグプレイもあった。だが実際のところ、守備の奮闘と相手Den.Broncosの自滅によるところが大きいようだ。Broncosは、2インターセプトに1ファンブルロストレッドゾーンオフェンスでも1/4、25%。故障者が相次いだようだが、このままのグダグダっぷりだとBroncosもヤバそうだ。
 まぁDolphinsとしては、新人RBロニー・ブラウンが22回57ydsとまずまずのデビュー、出場はしなかったがRBリッキー・ウィリアムズも現役復帰(あのWRディヴィッド・ボストンもいつの間にか復帰してたようだ)。MLBザック・トーマスやREジェイソン・テイラーOLBジュニア・セアウ、CBサム・マディソン等のベテラン勢で固めた守備もまずまずの堅固さ。HCニック・セイバンの指揮能力が本物であれば、躍進も有り得ないことでは無い。
 次週は開幕戦で絶不調ぶりを曝け出したN.Y.JETS戦。ひょっとすると、ひょっと……しないだろうなぁ。