NFL2005シーズン開幕週のTV観戦&スタッツ分析あれこれ、の巻。その6。Ari.Cardinalsの苦悶。

 あとは、期待してたAri.Cardinalsの惨敗。9勝予想のCardinalsが6勝予想のGiantsにあれほど大差(19-42)を付けられると、今季予想の構想全体が狂って来る。
 QBカート・ウォーナーからWRラリー・フィッツジェラルドのパスは134yds1TDを記録したし、決して悪い出来栄えでも無いと思う。ただ、ラン攻撃が出なさ過ぎ。ゲーム獲得距離1位がQBウォーナーの11yds、全体で31ydsって、点差付けられてパス主体で追い掛けるしか無かった展開とはいえ、あんまりだ。新人RBのJJ.アーリントン、5年目のRBマーセル・シップ共に完全に不発。ランが出なけりゃ守備は引き気味になるからパスは通らなくなる、正に悪循環。次週RBアーリントンは早くも正念場だ。
 あと、幾らQBウォーナーが34歳の大ベテランだからと言って、4thQの最後のドライヴをQBジョシュ・マッカウンに託すのは、ちょっとやり過ぎだと思う。長いスパンで考えれば、負け試合で若手にプレイ機会を与えるのは正しいだろう。だが、それじゃ今季のプランを開幕戦で早々に変更したも同然でチームの士気に係るし、第一QBウォーナーの気持ちはどうなる。何だかなぁ。


 ……と書いて一旦UPしてたんだが、よくよく考えるとやっぱり、あの状況ならQBジョシュ・マッカウンへの交替は止むを得ないよなぁ。何せ、4thQ残り3分少々、23点のビハインドだもんな、1分に1TDずつ挙げても追い付けない点差だ(2ptコンバージョンを毎回決めればキッチリ逆転だけど)。経験を積ませる意味でも、次戦へのモチベーションを保つためにも、交替はアリか。うーむ、HCも大変だ。