NFL2005week5マンデーナイトゲーム(Pit.Steelers@S.D.Chargers)観戦レビュー其の陸、試合終了後の余韻、の巻。

 予想を上回る大激戦となったこの試合、勝者と敗者に与えられる星の重みは、シーズンを通しても結構大きいものになりそうだ。
 Steelersは今季3勝1敗となり、AFC-NORTHで今季絶好調のCin.Bengalsに次ぐ地区2位を守った。頑張ってはいるが戦力で劣るCle.Browns、タレントは揃っていた筈なのに噛み合わないBal.Ravensの2チームに抜かれる事は、当面は心配要らない。より上だけを狙って行けば良い。プレイオフがグッと近付いた(気が早いか?)。
 Chargersは2勝3敗と勝率5割を切り、AFC-WEST3位となった。上位のDen.Broncos、K.C.Chiefsが強いので、蹴落とすのは結構しんどそう。カンファレンス全体での勝率も10位タイ、ワイルドカード圏外なのでこちらもしんどい(これまた気が早いか?)。


 ではでは、チームスタッツを。


 Steelersは、計311yds(ラン104yds、パス207yds)獲得。案外、ランで距離を稼げなかった。
 Chargersは、計279yds(ラン66yds、パス213yds)獲得。こちらもランは今一つ。
 1stDOWNは、Steelers25回、Chargers20回更新。Steelersはランで9回更新しており、やはりRBベティスの存在が際立っている。
 攻撃時間は、Steelers33分23秒に対しChargers26分37秒。この差が勝敗を分けたか。
 ターンオーバーは、共に1回ずつ(SteelersQBロスリスバーガーファンブルロストとChargersQBブリーズインターセプト)。両軍とも、わりかし堅い攻めを展開してたので、まぁこんなもんだろう。
 反則は、Steelers11回104yds罰退、Chargers9回100yds罰退。結構反則が多かった。


 続いて、個人スタッツ


 パス成績は、こんな感じ。
 Steelers QBロスリスバーガー 17/26、225yds、1TD/0INT
 Chargers QBブリーズ 20/35、219yds、1TD/1INT
 まぁ、上々だなぁ。安定してオフェンスを組み立ててた。デカい一発ってのが少なかったから距離は稼げてないが、内容としては悪くなかったと思う。


 ラン成績は、こんな感じ。
 Steelers RBベティス 17回54yds、1TD
      RBパーカー 10回26yds
      QBロスリスバーガー 2回15yds、1TD
 Chargers RBトムリンソン 18回62yds、1TD
      QBブリーズ 2回3yds
 地上戦はSteelersが上回った。やっぱChargersは、RBトムリンソンの他にもう1枚欲しい。RBマイケル・ターナーとか出れないんだっけ?
 RBベティスは流石って感じだが、RBパーカーは神通力に翳りが。RBデュース・ステイリーの代わりを期待するのは、2年目の新鋭には酷だったか?


 続いてレシーヴ成績。
 Steelers WRウォード 6回83yds
      WRランドルエル 3回50yds
      TEミラー 4回36yds、1TD
 Chargers WRパーカー 5回72yds
      RBトムリンソン 7回68yds
      TEゲイツ 5回61yds、1TD
 空中戦は両チームの色が反映した形か。Steelersは、ちゃんとメインのレシーバーに投げ分けてる。Chargersは、やっぱりレシーヴ数1位はRBトムリンソン。働かせ過ぎだ。
 Steelersファンとしては、新人TEミラーが今季ベストの成績を挙げたのが嬉しい。レッドゾーンでの大きな武器になりそう。


 更に、守備成績。
 Steelers LBポラマル 9タックル(8ソロ、1アシスト)
      LBファリアー 8タックル(7ソロ、1アシスト)
      LBハリソン 5タックル(4ソロ、1アシスト)、1INT
      LBポーター 3タックル(3ソロ)、1QBサック
 Chargers LBエドワーズ 15タックル(13ソロ、2アシスト)
      LBゴドフリー 13タックル(6ソロ、7アシスト)
      LBフォーリー 6タックル(3ソロ、3アシスト)、0.5QBサック
      LBフィリップス 2タックル(2ソロ)、1QBサック
 う、図らずもLBばかりのスタッツになってしまった。まぁ、ショートパス&ランが主体の攻撃だから、LBが目立つのも仕方無いのだが。それにしても、LBエドワーズLBゴドフリー、お疲れ様。

 
 次戦のweek6は、以下の通り。
 Steelersは、ホームでJac.Jaguarsを迎え撃つ。若き大型シグナルコーラー、QBベン・ロスリスバーガー-QBバイロン・レフトウィッチの対決が見物だ。両軍共に粘り強い守備を身上としており、ジリジリとした好ゲームが期待出来そう。
 Chargersは、敵地に乗り込みOak.Raiders戦。シーズン前の戦力増強で期待を集めながら今季1勝3敗と振るわないRaidersだが、昨週のBy-weekで立ち直りのきっかけが掴めたか。攻撃力は双方かなり高く、派手な撃ち合いも期待出来る。


 ではでは、総括。
 予想・期待を上回る激戦となったことで、非常に楽しませて貰った。ただ、激し過ぎて書きたい事も多くなり、異常な程の長文になったのは、申し訳無い。
 試合終盤で膝に頭突きを喰らって故障したQBロスリスバーガーは、かなり心配した。あのぶつかりようだと相当の衝撃だし、担架で運ばれる姿を見ると状態は思わしくないのかなぁと思った。だが、このレビューを書いてる時点では、次週の出場は可能との記事も目にしてるし、一先ずはホッと安心。
 まぁ、何だかんだ言っても、楽しい試合だった。それに、Steelersが勝ったから、それで万事OK。


 うーん、もっと短く書けなかったもんかなぁ。