esperanca2006-01-10

 やった、勝ったよー!


 Steelers 31-17 Bengals


 さんざん「先制→常にリードを保つ→ラン攻撃で時間を消費→逃げ切り」と書いてたが、「先制を許す→相手エースQBが負傷退場→逆転→ターンオーバーからリードを広げる→逃げ切り」てな展開に。それでも勝った事は、素直に喜ぼう。
 QBベン様は、「14/19回、208yds、3TD/0INT」とほぼ完璧な出来。WRウィルソンが「3回、104yds、1TD」とディープへのターゲットとしてホットな活躍。RBベティスRBパーカーRBヘインズと走りまくったラン攻撃も、チーム合計で「34回、144yds、1TD」とまずまず。
 守備の方は、BengalsのQBパーマー離脱のアクシデントにも救われ(とは言っても前半はQBキトナが素晴らしいリリーフを見せていたが)、破壊力満点のBengalsオフェンスを何とか抑えた。4QBサック、2FF(0FR)、2INT(31yds)を奪えたのが効いてるな。
 ゲームのMVPは、(REヴォンオールホッフェン、とか書くとあまりにも酷いな)個人的にはSSポラマル。「6TCKL(ソロ4、アシスト2)、0.5QBサック、1INT(4yds)」ってなスタッツは、チームの守備の顔に相応しい素晴らしい成績。それに、WRジョンソンWRハウシュマンザデイWRヘンリーWRウォルターと居並ぶリーグ有数のBengalsレシーバー陣を抑えつつ、今季リーグ7位の1,458ydsを走ったRBジョンソンを止めつつ、QBキトナにプレッシャーを掛け続けた点が大きい。多少は抜かれても、それ相応のリターンを得る攻撃的な守備だと思う。
 面白かったのは、相手DFを2人も引き摺りながら強引にTDランを決めたRBベティスの「らしさ」と、「WRランドルエル→QBロスリスバーガーWRウィルソン」と決めた絵に描いたようなフリーフリッカー
 あ、あと、エンドゾーンまで残り数ヤードと攻め込んだ時に、2回もトリックプレイからのパスを仕掛けた(RBベティスのパス、WRランドルエルのパス)のは、何故だったのだろう?しかも一度も成功してないし。
 ま、プレイオフは勝つ事が全て。ライバルとの「3度目の正直」を制してディヴィジョナル・プレイオフに進出出来て良かった。ついでに言うと、プレイオフでこれだけの完勝を見せ付けた事で、来季のBengalsに苦手意識めいたものが生まれてくれたらラッキーだ。


 それにしても、QBパーマー
 昨年後半にググッと成長を見せて来た辺りから、結構ファンだったりした。Steelersがリーグ最高勝率を挙げている傍らでBengalsは勝率5割がやっと、てなチーム状況もあり、単純に個人を応援出来たからだ。今年は同地区で熾烈な優勝争いを展開していた関係もあり、素直に応援する訳には行かなかったけど。
 だが、パス獲得距離4位(3,836yds)、TD数1位(32個)、QBレイティング2位(101.1)等々、最早リーグ有数のQBに成長したQBパーマー。史上最高のパサーであるColtsのQBマニングと比較する声もある(それを否定する声もあるけど)。
 いずれにしろ、既にリーグの宝とも言える地位を築き上げた彼が、膝の靭帯を損傷する深刻な負傷で手術を余儀無くされた、と言うのは、対戦相手のファンとして気が重い。手術が無事に成功し、来年の開幕には元気な姿を見せて欲しい。今年以上の活躍を見せて欲しい。Steelersを1ゲーム差で下回る程度で、最高のパフォーマンスを見せて欲しい。


 はてさて、Steelersの次の相手は、パーフェクトシーズンの夢さえ見せてくれた優勝候補最右翼のColtsか。
ふーん、うん。ドアマットだな(!)。