どっちかっつーと、完璧超人で人気あり過ぎの「まもり姉さん派」より、ヒロインなのに今一つパッとしない「鈴音派」だったりする、の巻。

 用が無い限りは家から一歩も出ず、人との接触を極限まで避け、アメフト観戦に読書に読マンガに音楽鑑賞にお笑い番組鑑賞にネト三昧で休日を過ごすオレ。
 何か特別な事が無ければ、現在の住まいがある町から出る事は無い。「ちょっとブラリと買物に、車で1時間掛けて○○市まで行って来た」なんてのが、オレにはちょっと考えられない。安い物があるとしても、往復に掛けるガソリン代その他諸々、加えて消費する時間を考えると、得とは思えない。物欲にも乏しいので、そもそも買物目的で人が多い場所に行こうというのも解らない。それに、車の運転があまり得意では無いし、只管運転する1時間が苦痛だ。
 周囲の人々からは、かなり奇特に見られているらしい。「また町から一歩も出んかったつやぁ?」「休みん日は家で何ばしよっとやぁ?」ってな問いには、もう慣れた。


 だが、ちょっと自覚しないでも無いのだが、オレの休日は、所謂「オタク」なのだろうか?周囲の人は、そう認識してるのでは無いか?
 だがオレは、フィギュアとかアニメとかは全く持ってないし、特定のアイドルを追い掛けてたりもしない。精々、ネトのニュースで見て「長澤まさみ可愛いなぁ」「誰だろう、この女優?」とか思って、Googleイメージ検索してみたりするだけだ(このくらい誰でもやってるっしょ?)。ゲームは好きだが、大学時代のようにとことんやり込むだけの気力・体力・時間は今のオレには無い(プレイヤーキャラ8人全員に全マスターマテリア含む超強力装備をさせたFF7や、上限の16キャラ全員に全アビリティを習得させた上でラムザにオレ的「天騎士」の称号を与えるまでにパワーアップさせたFFタクティクスは、何百時間掛けたっけ?)。鉄道にもミリタリーにも興味は薄い。
 「オタク」と呼ぶには、何事にも中途半端な域だ。


 そんな折に、『オタクは遍在する―NRIが示す「5人のオタクたち」』なる記事を見た。(http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0510/06/news068.html

 > オタクはいわゆる「アキバ系」だけではないとし、行動や消費の特性を抽出。
 > アニメやコミックに加えて旅行、自動車マニアなどもオタクに含め、
 > 主要12分野のオタク人口を172万人、市場規模を4110億円と推計した。

 う、うむ。凄ェな、オタク。全部1次消費だとして単純計算すると、オタク1人当たり23万も消費してるのか。
 オレは、ほとんどゼニを遣ってない。精々、マンガやアメフトの雑誌を購入したりする程度。年間で計算しても、1〜2万円ってトコか。
 しかし、考えてもみれば、オタクがこれだけの消費活動を行っているという事は、この不景気とされる社会に多大なる貢献をしているとも言えるワケで。建設業や鉄鋼産業、自動車産業なんかが低迷する中、コンテンツのみ、イマジネーションのみで、これだけの経済効果を挙げているワケで。
 つまりは、オレはゼニをほとんど遣わず日本経済に全く貢献していないワケで、「オタク」より遥かに社会の役に立ってないのだね。


 と言う訳で、アメフトが盛り上がったり、「アイシールド21」が人気爆発したり、同作の登場キャラの姉崎まもり&瀧鈴音&若菜小春(王城ホワイトナイツのマネージャー)のフィギュアが出たりしたら、日本経済に少しは貢献出来ると思う。……って、フィギュア買うんかいッ!